社会福祉法人育恵会 赤城育心保育園
1.第三者評価機関名
群馬社会福祉評価機構
2.訪問調査実施日
平成26年6月26・27日
3.事業者(受審施設)情報
4.評価の総評
◎評価の高い点
- 月1回「園長だより」が保護者に配布され、保育の姿勢やキリスト教の教えが伝えられている。
- 園長が、他園の園長らと定期的に勉強会を行ってそれを職員に伝達するなど、園長の理想の高さとキリスト教の教えの心が職員に浸透し、常に子どもの目線に立って保育が進められ、保育の質の向上が行われている。
- 外部コンサルタントを入れた運営に関する会議が定期的に開催され、その中から独自の人事考課の仕組みが作られるなど、運営管理に関する計画、実行、評価、改善の仕組みが確立されている。
- 月1回バイキング方式の「レストランごっこ」と名付けた異年齢児交流昼食や園庭での昼食、高齢者と交流できるおやつの時間、手作りおやつなど食べる楽しみがたくさん計画されている。
- 併設されている老人デイサービスとの交流があり、高齢者を大切にする心の育成が日々の保育の中で実践されている。
- 保護者と園の協力体制がよくとられていて、各行事準備や雪災害時に保護者が積極的に環境整備に協力している。保護者主催のバーベキューなどで職員との交流も盛んに行われている。
- 設立法人所有の「赤芝」という自然の野山で、自然と触れ合う体験が多く持たれている。
- 各種会議が、目的に応じてきめ細かく設定されており、議事録がきちんと残されている。また、職員によるマニュアルの見直しのための会議が行われ、その議事録の作成と周知がしっかり行われている。
- 毎日、昼の時間帯に「昼礼」というミーティングが行われ、この場で作成された記録が全職員に回覧されるなど、申し送りや引き継ぎの実施が徹底されている。
◇改善に向けて取り組んでいる点
- 今後、年間指導計画における評価・反省について取り組むことについて話し合われている。
- 中長期計画策定のための作業手順が作られ、園長、主任を中心として策定に向けた作業が進められている。
5.事業者のコメント
今回は、二回目の受審となりました。第三者評価の制度自体は失礼ながら決してパーフェクトなものではないと考えています。しかし、施設内で、それを福祉サービスの質を高めるツールとして捉え、利用することができれば、非常に大きな効果があると考え、前回に引き続いての受審となりました。マニュアル類は、前回作成したものの見直しを徹底的に行い、また、その周知も職員会議等を通し、確実に行いました。福祉サービスの質の向上のベースとなるシステムのレベルアップは図れたと確信しています。今後は、高い評価をいただいた点をさらに伸ばすとともに、評価が比較的低かった部分については見直しや新たな取り組みを行い、充実を図りたいと考えています。
6.評価結果
※評価基準の項目毎の評価結果が見ることができます。
各項目毎の評価結果(264KB)