富岡市特別養護老人ホーム妙義
1.第三者評価機関名
群馬社会福祉評価機構
2.訪問調査実施日
平成26年9月24・25日
3.事業者(受審施設)情報
4.評価の総評
◎評価の高い点
- 職員の意見が反映する仕組み
・施設長を含むリーダー会議で提案された事項は、ユニットに持ち帰り検討され、全体会議に持ち寄り再検討し決定され、ユニットで実行されている。
- 個人記録の充実
・記録にタブレット端末が活用され、携帯記録可能で、必要に応じて映像による記録も残されているため、個人記録が具体的に残されている。
- 施設内の自由
・施設内は玄関はもとよりユニット間も施錠せず行動を制限することなく、自由に生活できる場所づくりが行われている。
- 職員研修の充実
・入職後段階に応じた研修が相談員を中心として計画されている。職員参加型研修が工夫を凝らして実施されたり、施設に必要な新しい介護情報を積極的に収集し活用する環境づくりが行われている。
- 隔たりのない職員や利用者との関係
・施設長を含め相談員、ケアマネージャー、管理栄養士、機能訓練指導員、事務職員も各ユニット内で食事に関わるケアの介助や、ティータイムの補助に積極的に出入りし、利用者と近い関係が築け、家族や利用者が要望の出しやすい環境になっている。
・行事やレクリエーションの支援について、「夢をかなえるプロジェクト」と称し、日常生活で発した言葉やつぶやき、TVのCMなどの話題や新聞広告などへの目線等、見逃さないようにし、個々のやりたいことを叶える活動に取り組んでいる。
・相談員がショートステイ通信として、月2回手書きで読みやすい、季節に応じた情報をご家族や地域に向けて発信している。
- 排泄の援助への取り組み
・オムツ廃止の取り組みを行っていて、画一的な援助ではなく、利用者が自立の意向を引き出せるよう、個々のこだわりに着目した対応を行っている。
◇改善に向けて取り組んでいる点
- タブレット端末を使った記録の改善に取り組んでいる。
- ふれあいの居場所「するすみ」を地域により多く活用してもらえる案を職員で出し合っている。
- 整容に関する援助が必要な利用者に対して、マニュアルで周知しているが時々衣類の乱れなど気になる事がある。熟練した職員と年数の浅い職員とでは技量の差がそういったところに出てしまう。単なる業務として入居者と接するのではなく個々の実情に即した優先順位の考え方を指導中である。
5.事業者(受審施設)のコメント
第三者評価を受ける度に改めて客観的に自施設を見直せるので、とても良い機会だと思っています。毎回自己評価を通して職員の周知度を確認し、特に新人や中途採用職員については研修で実施した内容をどこまで理解できているか、どこを補足研修を行えばいいか明確になるので、人材育成に役立っています。
6.評価結果
※評価基準の項目毎の評価結果が見ることができます。
各項目毎の評価結果(352KB)