平成24年3月7・8日
種別 | 保育園 |
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名称 | 社会福祉法人 桃木会 桃木保育園 |
代表者 | 園長 木村 雄介 |
定員 | 90名 |
所在地 | 前橋市幸塚町197-29 TEL 027-232-7000 |
HP | http://momonoki.hoikuen.to/ |
今回、桃木保育園では第三者評価を受ける目的を、
①桃木保育園の課題を発見・共有し、解決を図りより良い保育園となるよう努力する。
②桃木保育園の保育や子どもに対する姿勢を社会に対して示す。
という2点としました。
①について
会議で自己評価や改善の作業を繰り返していく中で、より良い園になるための課題が沢山あることに気づきました。また、日々保育をしていく中での評価・改善作業は、a評価であることが必要かどうか、保育等を犠牲にして進めるメリットがあるのかどうか等、考えながらの作業となり、優先順位や真に必要な事項を見直す機会になりました。桃木保育園らしい第三者評価ができたと感じています。
受審しなかった場合を想像し、比べてみると、評価の善し悪しは別として、評価・改善の過程は貴重な研修の機会となり、園の保育の質や、組織力は向上し、受審した意義は大きいと考えています。
②について
第三者評価を受けるという事は、①の「より良い保育園へ」という目的を持っていることであり、より良い保育園を目指し評価・改善の機会を持っていることです。
「死を招いた保育」という保育中の死亡事故(本棚の中での熱中症)のルポルタージュでは、保育の質や組織の質の低下、保護者や保育者同士の人間関係の不和等、非常に雰囲気が悪くなっていて起こるべくして起きた事故との報告でした。そうであれば、こうした園の雰囲気・風土も突然、そのような状態になったのではなく、振り返りの機会を持たずに、あるいは失ってしまい、いつの間にか少しずつ悪くなっていって、事故が起こるまでそれに気づかなかったのではないかと推測できます。第三者評価という振り返りの機会は、「死を招いた保育」ではないとう証明でもありますし、自ら望んで第三者評価を受審することで、私たちの保育や、子どもに対する姿勢を、ほんの少しであっても示すことができたと思います。
社会福祉施設としては、社会から求められている役割があります。現在では保育園は第三者評価の受審義務はありません。また、第三者評価自体もあるひとつの尺度でしかありません。しかし、利用者(保護者・子ども)の心境は、「大切な子どもを預ける保育園」「自分が乳幼児期の長い間を過ごす保育園」には、第三者評価を受けていてほしいと考えることは自然なことだと思います。今回は第三者評価を受審したということに大きな意義があり、その時点で私たちの目的は達成されたと感じています。今後も、定期的な振り返りの機会としての第三者評価に主眼を置いて、継続的な受審を行っていこうと思います。
※評価基準の項目毎の評価結果が見ることができます。
各項目毎の評価結果(96.5KB)