さくら園
1.第三者評価機関名
群馬社会福祉評価機構
2.訪問調査実施日
平成18年1月30日、31日
3.事業者(受審施設)情報
4.評価の総評
◎評価の高い点
- 地域との関係が充実
利用者の生活に必要とされる物品購入や美容院、床屋などの社会的資源の活用や利用者の作品展示販売を地元商店街や娯楽施設を利用し活動の場を広げている。また、施設のグランドを地域の野球大会やゲートボール大会の会場として、地域交流ホームを地域自治会、老人会の活動場所として開放している。また、近隣三施設と行事や防災で協力関係を築いている。
- 身の回りの支援が行き届いている。
年齢に応じた服装や色使いに気配りが見られ、整髪や衛生管理に重点が置かれ、その人らしい個性を尊重する支援が生活を通して見ることができる。
- 自治会組織の充実
自治会議が毎月開催され、施設行事、食事、生活環境、外出等の議題が話し合われている。そして、生活全般の要望を施設側は受入れ、寮会議、職員会議で検討される流れが築かれている。また、昭和54年より利用者の発行している広報誌が現在も続き、利用者の情報提供の役割を担っている。
◇改善に向けて取り組んでいる点
- 個別支援計画書の作成充実
個別支援計画書作成検討委員会が組織され、計画のあり方、書式、記載方法が検討されてきている。今後は、現在のアセスメント方法や記載項目の見直し、課題に対する記録の方法、本人、保護者の意向と同意方法と確認のあり方の検討がされている。
- 管理者のリーダーシップのあり方
施設管理者としての資質を高める必要性を認識し、施設長の専決事項条項の取り決めを明示して施設長の自覚を仰ぎ、管理者研修や運営会議で意識改革を進め具体的対応を示してきている。
5.事業者(受審施設)のコメント
第三者評価を受けるにあたり、福祉サービス評価推進センターぐんまの担当者に来荘していただき職員研修会で主旨を説明頂きました。その中で、「施設の『優良可不』を付けるのが目的ではなく、良い面は生かし、足りない部分は何かを再認識し、改善することです。」と言われ、業務の見直しと利用者のサービス向上につながることを期待して受けることにしました。
設問に解答し、職員とのフィードバックをすることで、職員間の共通認識を図る機会を多くもて、職種ごとの考え等も再認識でき、職員一丸となり検討課題にも取り組めるきっかけができ、職員研修の一環として意義深いものとなりました。
今回、業務マニュアルの不備やマニュアルの捉え方の違いが認識でき、早急に改善されたことは意義深いものとなりました。
第三者評価の結果をただ受け入れるだけでなく、今後は、福祉サービスの向上と職員の資質向上に役立てるべき努力して行きたいと思っています。
6.評価結果
※評価基準の項目毎の評価結果が見ることができます。
各項目毎の評価結果(107KB)