かおる園
1.第三者評価機関名
群馬社会福祉評価機構
2.訪問調査実施日
平成18年1月23日、24日
3.事業者(受審施設)情報
4.評価の総評
◎評価の高い点
- 地域との関係が充実
利用者の生活に必要とされる物品購入や美容院、床屋などの社会的資源の活用や利用者の作品展示販売を地元商店街や娯楽施設を利用し活動の場を広げている。また、施設のグランドを地域の野球大会やゲートボール大会の会場として、地域交流ホームを地域自治会、老人会の活動場所として開放している。また、近隣三施設と行事や防災で協力関係を築いている。
- 自治会組織の充実
自治会議が毎月開催され、施設行事、食事、生活環境、外出等の議題が話し合われている。そして、生活全般の要望を施設側は受入れ、寮会議、職員会議で検討される流れが築かれている。また、昭和54年より利用者の発行している広報誌が現在も続き、利用者の情報提供の役割を担っている。
◇改善に向けて取り組んでいる点
- 個別支援計画書の作成充実
個別支援計画書作成検討委員会が組織され、計画のあり方、書式、記載方法が検討されてきている。今後は、現在のアセスメント方法や記載項目の見直し、課題に対する記録の方法、本人、保護者の意向と同意方法と確認のあり方の検討がされている。
- 地域移行の充実
平成17年4月より、地域生活支援会議を開催して、地域生活移行マニュアルを作成した。具体的取組として群馬障害者職業センターの就労支援講演会や宿泊訓練、社会訓練として地域資源の活用と経済活動の実践を進め、今後の地域生活移行の実現を目指し活動してきている。
- 管理者のリーダーシップのあり方
施設管理者としての資質を高める必要性を認識し、施設長の専決事項条項の取り決めを明示して施設長の自覚を仰ぎ、管理者研修や運営会議で意識改革を進め具体的対応を示してきている。
5.事業者(受審施設)のコメント
第三者評価を受けるにあたり「自己評価」を行う過程で、提供するサービスの改善すべき点が明らかになり、そのためにサービスの質の向上に向けた取り組みの具体的な目標が設定できました。また管理者と職員、職員間において様々な課題の共有化ができ、現在行っているサービスを冷静に、客観的に見直す機会となりました。
今回の第三者評価報告の内容をしっかり受け止め、社会のニーズに応えられるよう施設全体で福祉サービスを充実させ、組織的に努力していきたいと思います。
6.評価結果
※評価基準の項目毎の評価結果が見ることができます。
各項目毎の評価結果(105KB)