青空
1.第三者評価機関名
第三者評価センター はあとらんど
2.訪問調査実施日
平成18年3月8日~3月9日
3.事業者(受審施設)情報
4.評価の総評
◎評価の高い点
開設5年目の新しい施設という条件の下、過去の実践や実績に縛られることなく、社会福祉制度や福祉施設を取り巻く環境に柔軟に対応し、福祉サービスを提供している。
- 利用者の援助に直接かかわる部分について、職員の共通認識を持つための取り組みが十分になされている。具体的には、毎月、管理者や他部署の責任者を含めた会議が開催され、会議に出席しなかった職員には議事録が職員の名簿つきで回され、閲覧したら自分の名前にチェックをいれる方法をとっている
- 職員研修の中でも特に独自な研修としては、職員が歴史のある施設や特徴的なサービスを展開している施設を自ら研修先として選び、職業人としての意識と介護技術の向上を図っている。また、18年度より新規職員採用にあたっては、新卒の専門知識を有した人材を採用するなど、将来を見据えた職員体制の充実を図っている。
- 外食や買い物において単独外出が困難な人もボランティアを利用して外出が可能である。理美容については、理美容師の定期的な訪問のほか、施設の担当職員による理美容院への外出の同行支援体制があるなど、利用者個々の生活をつくり上げていく仕組みがある。
◇改善に向けて取り組んでいる点
- 利用者自治会は施設側から再三結成の働きかけをしているが、現在のところ、まだ利用者側が消極的である。今後も結成にむけての支援を継続していく体制がある。
- 開設5年間には度重なる福祉制度の改正があり、その都度役職員が一丸となって対処してきた実績が伺え、一丸となるチームワークは評価項目の随所に顕れている。しかしながら、役職員には十分認識されている共通認識方法がややもすると自己完結になりがちな部分でもあった。今回の受審を契機にマニュアルの作成をするなど、各部門でシステム整備に向けた取組みが行われていることから、今後は、組織としての強化が期待できる。
- 域生活の移行については、現在の段階ではプログラムの整備はされていないが、中期的目標として、5年を目処に支援体制を組立てる予定である。
5.事業者(受審施設)のコメント
青空は、平成13年4月1日に開設されました。以来5年を経過し、運営全般についてひと通りのノウハウを積み重ねてきたものの、一度見直しのうえ再構築する必要があることは、職員が等しく感じていたところです。
こうした折に、群馬県社会福祉協議会を通じて福祉サービス第三者評価事業が開始されたことは、青空にとってタイムリーなことでした。
第三者評価は、施設の業務実態を詳しく調査し、福祉サービスの利用を望んでいる多くの障害者の方々に、公正な評価と正確な情報を提供することを主な目的としていますが、同時に、評価を受審する施設にとっても、運営の現状を第三者の目を通じて客観的に把握できるチャンスでもあります。
今回の受審を通じ、私たちは沢山の改善のヒントを見つけることがことができました。これらを青空が成長発展するための課題として捉え、より良い運営と福祉サービスの提供を実現するために、職員一同力を合わせ取り組んで行きます。また、そうした努力の過程と成果を検証するためにも、引き続き第三者評価を受けて行きたいと思います。
6.評価結果
※評価基準の項目毎の評価結果が見ることができます。
各項目毎の評価結果(89KB)