(社福)永光会 特別養護老人ホーム永光荘 第三者評価結果
1.第三者評価機関名
第三者評価センター はあとらんど
2.訪問調査実施日
平成28年10月27日~28日
3.事業者(受審施設)情報
4.評価の総評
◎評価の高い点
- 社会福祉法人として地域社会との交流や専門性を生かした取り組みを実践している。
中学校美術部が外構の壁画を描き、小学生の定期的な訪問を利用者は楽しみにしており、民生委員・ボランティアグループ(太鼓演奏、踊り)等の訪問もある。また、小学校へ車椅子体験教室に出向き、高等学校へは福祉教育の講座を受け持ち、職員を介護職員初任者研修の講師に派遣している。敬老の日や小正月には小学校で収穫された新米で赤飯を炊き、民生委員を通して、地区の一人暮らしの高齢者や85歳以上の夫婦宅に配布して喜ばれている。
- 利用者の人権を尊重しサービスの質を高める取り組みをしている。
第三者委員を兼ねた福祉オンブズマンを導入しており、月1回の訪問であげられる報告書に基づいて、各担当者が内容を検討しサービスの改善に繋げている。
- 利用者が食事を楽しめる取り組みを行っている。
食堂入り口に掲げられた大きなホワイトボードには、一目でわかる大きな文字で1週間分の献立が書かれており、利用者がメモを取ることもあり、楽しみと情報提供の工夫がされている。
◇改善に向けて取り組んでいる点
- 人事管理の体制作りとして、人事考課制度について他施設の情報を収集し、取り組みの検討課題としている。
- 施設サービス計画(ケアプラン)に基づくサービス実施記録の整備について、現在の記録はケアプランに対する実施状況の記録が不十分な為、生活相談員が指導助言を行いながら、統一的な記録内容について検討を行っている。
- 浴室がデイサービスとの共用であることから、浴室の使用方法を課題としてあげ、検討されている。
5.事業者(受審施設)のコメント
昨今、ご利用者及びご家族からの忌憚のないご意見、ご要望が多く聞かれるようになった。介護保険制度から16年が経ち、措置から契約へという制度の趣旨が社会に定着した結果と考えている。施設に寄せられるこれらの声を真摯に受け止め、キメ細かく適切に対応するとともに、処遇の向上・改善に繋げていくために今回第三者評価を受審し、調査及び評価決定にあたられた専門家の方から様々なご教示やご指摘をいただいた。今後、評価により明確になった課題に対して積極的に取り組むことで、サービスの向上を図っていきたい。
6.評価結果
※評価基準の項目毎の評価結果が見ることができます。
各項目毎の評価結果(331KB)