大地
1.第三者評価機関名
はあとらんど
2.訪問調査実施日
平成18年11月1日~11月2日
3.事業者(受審施設)情報
4.評価の総評
◎評価の高い点
- 役職員間の共通認識を図る場であるが、職員会議、運営管理委員会、ケアカンファレンスで管理者と職員との意見交換が行われている。また、利用者、管理者、職員が参加する懇談会では施設長より福祉情勢の報告や利用者の要望・苦情などが話し合われ、各自が共有しながら相互理解の環境が構築されている。このことから施設長のリーダーシップの基での共通認識が図られていることが確認できる。
- 各種マニュアルは整備されている。職員はマニュアルに基づいた共通認識を持ち、利用者が自ら選択して生活を組みたてていくという支援体制をとっている。
- 入浴や排泄の支援では、同性介助を完全実施している。このことからも利用者の尊厳を尊重するという施設の方針が貫かれている。
- 各居室にはインターネット配線が施されている。共有スペースにはパソコンが3台設置され、ここでもインターネットが使用できる。各個人で所有する携帯電話を含め、コミュニケーション手段が複数あり、利用者への社会情報取得環境やプライバシーにも配慮されている。
◇改善に向けて取り組んでいる点
- 本年度より、「サービスの質の向上」を目標とした『業務管理・評価シートによる人事考課制度』を試行的に導入した。職員の自己評価を基にサービスのレベルアップや各種マニュアルの整備に取り組んでいる。
- 法人全体では地域との関わりが継続されているが、『大地』としての取り組みはまだ少ない。そのために、地域のしょうがい者に風呂を開放するなど地域との交流を育み始めている。
5.事業者(受審施設)のコメント
第三者評価を受審するに当たり、大地における視点を『利用者にとって必要なサービス内容が適切な手続きを踏まえて、柔軟に設定され、提供されているか』に置き、大地が開設(平成14年4月)以来あった各種マニュアルを、該当の部署に戻し現状における実践内容と相違がないか、また利用者の声が活かされているかを考慮して、全職員によりマニュアルの見直しを行いました。
そして、これにより作成されたマニュアルを、いかに全職員において共通認識を持たせ、かつ実践させることができるかを重点に取り組みました。
これからも利用者の求めるサービス内容は、時の流れと共に変化して行くことを前提に、課題を見つけ『良質なサービスの提供』に向けた取り組みを進めて行く所存であります。
6.評価結果
※評価基準の項目毎の評価結果が見ることができます。
各項目毎の評価結果(100KB)